業者による外壁補修

タイル外壁のメンテナンス


古いタイプの外壁タイル

古いタイプの外壁タイルというものがあります。古いタイプの外壁タイルは、レンガ構造のタイル式のものがあり、またスクエア式のタイル状のもの、また陶板タイプで長方形のサイズのものがあります。タイル式はスレート式やプラスティックパネルとは違った工法になり、パネルを打ち込んである方策も、コンクリート式になっています。このタイル外壁のメンテナンスはもともと丈夫に作っているタイルですので、その洗浄だけですむのですが、タイルから雨水がその隙間より染み込んでいるケースでは対策が必要になります。下打ちしてあるコンクリート面の内部は多少なりとも雨水には弱い構造になっていますので、コンクリートの劣化を生み出してはなりません。そして、タイルが壁面との樹脂接着になっているケースでは雨水からの侵食効果により、タイル剥がれを及ぼす危険性もあります。ですのでタイル外壁をメンテナンスすることは、タイル落下に依る歩行者の安全面を守る仕組みとしても重要なのです。

タイルのメンテナンス

タイルのメンテナンスとしてはもともと窯業としての製品製材ですので、タイルの老朽化ということはありませんが、タイルを施工している接着面に劣化性が認められると、そのタイル内部への樹脂充填が必要になります。階上の高いビルディングになりますと、その構造は建物としての被害より、落下物としての危険性も見込まれます。早期に対策が必要です。タイル外壁がレンガ構造でセメント打ちしている場合には、ほとんどその劣化は認められないのですが、地震などで稀にタイルにひびが入っている場合もあります。ですのでその際は足場組みなどをして細かく検査することが必要でしょう。タイル自体に塗装を塗ることは一般的ではありませんが、タイルと施工の方式に依る枠の部分が同じカラー形式であれば、全塗装というかたちでカバーペイントをすることも可能です。そのケースでは、カラーペイントの塗布がうまくいくようにプライマーをしっかりと塗布し、もし隙間のひびがあれば、充填してから行ってください。タイル式のもので、階下の市街地デザインと同系統になっている場合では、そのタイルの形式の型番が今も補充されているかどうかを調べる必要があります。専門家を招いて、そのタイルのメーカーと型番を確認しましょう。

茶系のタイル外壁

タイルの外枠補修

タイル式の外壁は外枠をコンクリート打ちしているものが多くあります。建築世代というものでは、昨今のパネル打ちに樹脂材を添付しているものもありますが、実際の年代ではタイル工法はモルタルによって施工補強していることがあります。ですので、タイル自体は陶板式で頑丈であったとしても、モルタルひびから老朽化しているケースもあります。モルタル状のものであれば、その劣化状況を調べた上で、他のタイルの内側などに同じ症状が無いかを入念に調べます。タイルというものは補強の観点から壊れにくい構造になっています。ただし強度の圧力が加わるとひび割れている箇所が散見できます。これも足場を作って、全タイルの補修必要箇所を調べ上げる必要性が出てまいります。階下からの確認であれば、その全タイルの補修状況を確認できませんので、直に目で見て判断する必要があります。洗浄だけのメンテナンスではなく、もしタイルに損傷がると仮定して、見積もっておくと便利になります。高層のビルに為ると足がかりが難しいケースもありますので、充分に施工期間に配慮した仕組みが必要です。タイルを樹脂接着で行っている場合には、どのような樹脂を使用したかを調べる必要もあり、樹脂が弱ければ、他の箇所にも損傷が来ていると踏んで正解です。タイル修理自体には、それほどのセメントは必要ありませんが、全タイルの張替えに為ると、その補修素材も大幅にかかります。

タイル自体の補修

タイル自体の補修に関しては、タイルの型番とメーカーの保有在庫も関わっていますので、もしタイルの洗浄だけですまないような場合では、予め似たようなタイルを用意しておくことが重要です。タイルの面として、ひび割れが発生しているケースではそのタイルのカラー品番を併せた上で、切断する工程も事前に必要です。そして、タイルの埋め込みに関しても、サイドの枠を削って処理しておくことになります。タイル外枠がモルタル形式であれば、切断するのに足場が必要になります。そして、タイル自体が破損しないように細心の注意を払って、作業に取り掛かります。オーナーの方に対しては、そのタイルでの充填で、見栄えが問題ないかを確認してもらい、承諾を取りましょう。階上の高い部分のタイル補修は、一階地面から見えにくいので問題はありませんが、階下に近いところでのタイル補修の交換になると、質感やカラーの違いが浮き出る場合があります。これは、不動産管理としても歩行者としても気づく部分になりますので、注意して全体のタイルと併せて行いましょう。