錆びだらけのトタン外壁のメンテナンス
街の中を歩いていると、様々な家柄立ち並んでいます。
その中には、外壁が薄汚れていたり、錆でボロボロになっている家もあります。
家の外壁には、トタン外壁が使われている所もまだ残っていたりします。
トタンは昔から色々な場所で使われていて、屋根や外壁の資材としても取り入れられいます。
最近の戸建ての家屋では見る機会がかかなり減ってきましたが、まだまだ現在でもトタンを使った建物が残っています。
これらの家屋のトタンは長い年月を計かしており、かなり傷んでいることから、塗装や張替えなどのメンテナンスが必要になっています。
特にトタンの外壁においては、緊急的にメンテナンスをしなくてはならない場合も出る来ます。
●トタンとは?
皆さんは、トタンという金属鋼板をよく耳にしたことがあるかと思いますが、このトタンは、何処となく錆びやすい金属の板というイメージを持っているのではないでしょうか?確かにトタンそのままの状態であれば、錆やすいのですが、この鋼鈑は錆び防止のために亜鉛めっきが施されています。
そのために一般的な鋼板と比べると、とても錆びにくいのです。
では、どうしても錆びやすいという印象を持つ人が多いかと言えば、恐らくトタンを外壁に使っている家屋のメンテナンスがをしっかりと行われていない所が多いからかもしれません。
トタンの板は鋼板を薄く加工して引き伸ばして亜鉛めっき処理した板で、下地処理も普通の鋼板よりめっき成分が比較的に低コストとなっています。
薄く加工されていることから普通の鋼鈑より軽いという特徴がある一方で、めっき成分が少なくなってくると、錆が激しくなっていく特性もあることから、めっき成分を減少させないように定期的なメンテナンスが必要となってくるのです。
特にめっき成分が減ってくのは、水分に触れることよって発生していくので、塗装によるメンテナンスで鋼鈑を保護する必要がありますが、定期的なメンテナンスを行っていると、20年程度の耐えれる能力を持っていることも事実です。
●トタン外壁の建物の現状
では、トタン外壁を持つ家屋はどのような状況になっているのでしょうか?まず、考えられるのは、傷が付いたり、変形していることがあります。
風で飛ばされてきた物が当たりことで、外壁が変形したり傷つくことがあります。
そうすると、傷ついた場所から錆が発生していくのです。
そのために、定期的に点検することが必要です。
次に見られるのが、錆が出ていることです。
トタンは亜鉛めっき処理のおかげである程度は錆を防ぐことができますが、亜鉛めっき成分は錆を防止することで、徐々に減っていくのです。
消費された亜鉛めっきは元の量まで戻ることはありませんので、錆が少しでも出てきたなら、それが拡がらないように錆落としをしてから塗装することが求められます。
穴がいていることもトタン外壁の老朽化を意味していますが、これは完全に張替えの時期に来ていることを意味しています。
穴が開いている程度であれば、一部の交換で済むのですが、張替えをすることを考えると、トタンよりも錆の耐性が強いガルバリウム鋼板に張り替えることが考えられます。
コスト的にもトタン鋼鈑とあまり変わりがないので、ガルバリウムの方がおすすめでしょう。
●トタン外壁メンテナンスを考える
トタン外壁の状況によってメンテナンスを考えなければなりません。まず考えられるメンテナンスは、外壁塗装です。
トタン外壁の程度が比較的軽度な場合にできるメンテナンス法ですが、行うタイミングは、錆が出てくる前に塗装することで、トタンの寿命を長くさせます。
少しばかり錆が外壁の表面に出ているくらいてあれば問題ありませんが、鋼鈑に穴が開いている状態などの場合は塗装がほほ、できないと思っても間違いありません。
また、トタン鋼板は薄いので、小さな錆と思っていても、板を貫通している場合もあります。
このような場合は、塗装のメンテナンスをしても、穴が拡がり続け、雨の染み込みがひどくなってくる可能性があるので、外壁の張替えが必要です。
トタン外壁を長く利用するためのポイントは、錆が出てきたから塗装するのではなく、発生前に塗替えを完了させておくことです。
次に考えるメンテナンスは、錆により穴って完全にが空いてしまっていたり、変形してしまっている外壁のケースです。
これは、完全に外壁の張替えすることで、錆びて劣化したトタン鋼鈑を剥がして、新しく外壁材を張り替えるメンテナンス法です。
外壁には、窯業系のサイディングを提案してくるメンテナンス業者さんもいるのですが、金属系のサイディングやガルバリウム鋼板の張替えがいいでしょう。
窯業系のサイディングの場合、重量が大きくなり、家屋への負担が大きくなってしまいます。
窯業系サイディングの重さは、金属系サイディングやガルバリウム鋼板の2、3倍になるので、耐震性強度が懸念されるのです。
家屋の柱や耐力壁は建物自体の重さに応じて設計されているので、窯業系サイディングは避けるべきです。
また、外壁カバーの工事を現実的ではありません。
トタン鋼鈑だけでなく、傷んだ金属外壁に外壁カバーを施すことは不可能と考えておく方がいいでしょう。
トタン屋根の場合はカバー工法できるのですが、トタン屋根の場合、新しい金属屋根を被せる前に屋根全体を防水紙でカバーするので、屋根からの錆のリスクを最小限に抑えることができますが、外壁ではそれができないのです。
トタン鋼鈑は亜鉛めっきがされた鋼板なので、コスト的に安くて、軽く錆にも比較的に強いという特徴がありますが、メンテナンスをやらなかったり、加工の後の錆びが広がりやすいというがデメリットを理解して、補修をすることです。